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高菜(タカナ)の育て方 秋まきでプランターでも栽培を楽しむ!




家庭菜園で初めて高菜(タカナ)を栽培される初心者の方に品種の特徴から、種まき時期、間引き、追肥の与え方、害虫対策、防寒対策、収穫、を写真やイラストを使って、なるべくわかりやすく紹介していきます。

1. 高菜(タカナ)の特徴

西日本を中心に平安時代からつくられている「カラシナ」の一種で、「長崎タカナ」、「三池タカナ」、「広島紫タカナ」、「大葉タカナ」など、各地に特有の品種があり、葉の部分にはピリッとした辛味があるのが特徴です。

高菜の調理法は主に漬物ですが、他にもラーメンのトッピングや、チャーハン、パスタなどがあります。

大株になっても葉や茎がやわらかく、独特の辛みを生かした漬物に多く利用され「阿蘇高菜漬」などは西日本を代表する漬物の一つでもあります。

高菜(タカナ)、漬物

・科名:アブラナ科
・分類:葉菜類
・生育適温:15℃~20℃
・連作障害:有 1年~2年以上間隔をあける
・害虫対策:必要(アブラムシ対策)
・プランター(コンテナ・鉢)栽培:可能

2. 高菜を上手に育てるコツは「秋まき」

・高菜は9月(秋まき)に種をまいて、収穫時期は11月~2月頃が目安となります。
・風通しと日当たりの良い場所で育てましょう。
・畑での栽培では種まきの2週間ほど前までに、苦土石灰(100g/1㎡)あたりと、完熟牛ふん堆肥(2kg/1㎡)を施し、十分に耕しておきます。
・高菜栽培において寒さ対策・害虫対策(アブラムシ対策)はほとんどの場合に必要と言えます。そのため、種をまいたら、寒冷紗や防虫ネットを利用して寒さ対策と害虫対策を行いましょう。

2-1. 高菜の主な品種と特徴

各地に特有の在来品種があり、最近では種苗会社からも改良品種が数多く市販されているそうです。

2-2. 青茎大葉高菜

比較的寒さに強い品種で漬物作りに重宝する野菜です。

2-3. 赤大葉高菜

広くて大きい葉は赤紫色で、辛みと香気に特徴のある品種です。土壌適応性が広く家庭菜園でも育てやすい種類の一つでもあります。

2-4. 三池高菜

耐寒性、耐病性に優れた品種で、葉脈と葉の先端部分が赤紫色になるのが特徴。

2-5. こぶ高菜

生育旺盛で寒さに強い品種。初めての方でも比較的育てやすく家庭菜園で人気です。葉の内側に”こぶ”のような出っ張った部分が、こぶ高菜の特徴と言えます。

2-6. かつお菜

九州は福岡の在来品種で、煮るとカツオのような旨味が出るのが特徴。

3. 高菜を畑やプランターで育てよう

畑以外でも、プランターやコンテナ、鉢などを利用して育てる事もできます。

3-1. 畑栽培:土作りの目安は2週間前

アブラナ科の野菜を1年~2年以上栽培していない場所を選び、種まきの2週間ほど前までに、苦土石灰(100g/1㎡)あたりと、完熟牛ふん堆肥(2kg/1㎡)を施し、十分に耕したら畝(うね)を作ります。

3-2. 種まき

種は”すじまき”にして、種が軽く隠れる程度に土を被せます。発芽するまでは乾燥させないように注意しましょう。3日~5日程度で発芽すると思います。

①条間(50㎝程度)=すじまきした種の列と列の間の距離

②株間(1㎝程度)=株と株の間の距離 生長とともに「間引き」という作業を行い、株間30㎝程度にします。

高菜(タカナ)の育て方、種まき

種をまく場所に棒(支柱)などを軽く押し当てて、1㎝程度のまき溝を作ってから種を撒くのがおすすめです。

3-3. プランター(コンテナ・鉢)栽培

【プランター栽培で必要なもの】

  • プランター(コンテナ・鉢):深さが20㎝以上のもの
  • 鉢底石
  • 野菜用培養土

【栽培手順】

準備したプランター(コンテナ・鉢)の底に鉢底石を敷き詰め、野菜用培養土をウォータースペースを残しつつ入れ、底から水があふれ出る程度に十分に水を与えましょう。

ウォータースペース、プランター栽培

ウォータースペースとはプランターの上部から2㎝~3㎝の隙間部分の事です。水やりを行う際にプランターの上部から土や水が流れ出ないようにする為に必要な部分です。
土を湿らせたら条間15㎝程度、株間1㎝程度になるように、まき溝を作り種をまき、軽く土を被せましょう。その後、もう一度十分に水やりを行います。

3-4. 水やりのポイント

種をまいたら水やりを行うのですが、大切なポイントが2つあります。

  1. ジョウロで水やりを行う場合は、ジョウロの口(ハス)の部分は上向きにしシャワー状になるように、やさしく水やりを行いましょう。
  2. 秋まきの場合の水やりの目安は、発芽するまでは、朝1回と夕方1回行い、発芽後は朝1回のみで、天気が良く気温が高い日などは夕方にも1回の水やりを行うイメージです。

3-5. 水やりの2つの失敗談

初めて野菜作りをされる方に多い失敗の一つとも言われているのが「水やり」だそうです。恥ずかしながら私も、家庭菜園1年目の時に、水やりで失敗した経験があるので、上記の「水やりのポイント1・2」をもとに紹介させて頂きます。

野菜作り、失敗

①種まき後にジョウロを使って、「ボトボト、ジャバジャバ」何も考えずに勢いよく水やりを行った。結果、種が流れ出てしまい、種をまいたはずの場所とは違う場所から発芽し条間などがバラバラになってしまいました。

そのため、水やりを行う際は、ジョウロの口(ハス)部分を上に向けやさしく水やりを行う事で、種が流れ出てしまうのを防ぐ事ができます。

水やり

②水やりの目安についても同じく、初めて野菜作りをした時の私の考えていたこと「水は与えれば与えるほど良い」と思っていました。そのため、朝1回、夕方1回の水やりをたっぷりと行い、休みの時には昼間にも1回の水やりを行っていました。結果、収穫までは程遠く「根腐れ」と思われる原因で腐らせてしまいました。

そのため、水やりの目安は過保護になりすぎないように「ほどほどに」が大切と言えます。土の表面が乾いてるように見えても、土の中は湿っている状態であれば大丈夫!だという事です。

3-6. 間引きのタイミング

生長とともに間引きを行います。間引きのタイミングは本葉が4~5枚出てきた頃を目安に行います。

畑での栽培の場合は最終株間を30㎝程度にしましょう。

プランター栽培の場合は最終株間を10㎝~15㎝程度にしましょう。

株間、家庭菜園

【間引き作業のポイント】

  • 葉と葉が重なり合っている箇所
  • 混み合っている箇所
  • 元気のなさそうな株などを中心に引き抜いてしまいます。

間引きした苗も、もちろん食べる事ができるので捨てずに利用してください。

3-7. 追肥のタイミング

種まき後から約3週間後に化成肥料を与えましょう。

畑での栽培では種まき後、約3週間たった頃に化成肥料を与えましょう

プランター栽培では間引きを行った後に化成肥料を2週間に1度のペースで与えるようにしましょう。もしく、液体肥料を週に1回程度、水やりの際に与えるようにしましょう。

4. 害虫対策と防寒対策

高菜(タカナ)栽培において害虫対策(アブラムシ対策)は必要と言えます。

種まき後に、畑での栽培であってもプランター栽培であっても同じように寒冷紗や防虫ネットで覆う事で害虫の被害を防ぐ事ができます。

高菜栽培 害虫対策、防寒対策

また、寒冷紗や防虫ネットで覆う事によって「防寒対策」にもなるため、地域によっては3月頃まで収穫を楽しむこともできるそうです。

5. 収穫

収穫のタイミングは、草丈が25㎝程度になる頃、もしくは葉数が8枚~9枚程度になったら収穫適期となります。株元を包丁などで切り取って収穫を行いましょう。

また、株元を切り取らずに外葉から順次かきとって収穫することで長い期間収穫を楽しむ事もできます。

5-1. 菜花の収穫

早春になる頃に「とうが立ち始める」のですが、とう立ちした茎や蕾は、菜花として食べる事もできます。このころが、辛みも増し漬物にして美味しいとされているそうです。



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