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パセリの育て方 種から育てるプランター(鉢)栽培 肥料や増やし方

パセリの育て方、プランター栽培、種、肥料、増やし方

家庭菜園で「パセリ」を上手に育てるコツを、種まきの時期から、肥料(追肥)のやり方、増やし方、収穫など初心者の方でも上手に収穫までできる栽培方法を紹介します。プランターや鉢などでも栽培ができるのでお庭の隅やベランダでも楽しめます。



1. パセリ栽培の特徴

日本では縮れた葉のモスカールドパセリという種類のパセリが一般的ですが、原産地のヨーロッパで多く利用されているのは広葉型のイタリアンパセリです。

パセリの特徴的な香りのもとは、ピネンとアピオールの精油成分で、発汗、保湿などに効果があり、風邪の予防や冷え性にも有効だと言われています。

・科名:セリ科
・分類:葉菜類
・栽培適温:15℃~20℃
・連作障害:有 間隔は2年
・プランター(コンテナ・鉢)栽培:可能
・種まきの目安時期:春まき:4月~5月・秋まき:9月~10月
パセリは日なたを好むが日陰でも育てる事ができ、乾燥と夏場の暑さに弱い。また病害虫は発生しにくい特徴があるので、家庭菜園初心者の方でも育てやすいおすすめの野菜です。

1-1. パセリを種から上手に育てるコツ

  • パセリは発芽しにくいので種は多めにまく。
  • 発芽率を高めるには種まきの前日に、種を水につけておく。
  • 夏の暑さと乾燥には弱いので、夏場は日陰で育てる 
  • 風通しを良くする事で病害の予防につながる
種まきのコツ 多めに種まきして、薄く土をかける。パセリは発芽率が低いので種を一か所に5粒~7粒と多めにまくのがコツです。また、光を好む性質があるので、土は種が隠れる程度に薄くかけ、土となじむように上から手で軽く押さえます。土が乾かないようにたっぷり水を与えましょう。

2. パセリをプランターで種から育てる【初心者向け】

はじめてパセリを育てられる方へ写真やイラストを使って準備するものから、種まき、水やり(私の失敗談)、間引き、収穫までを、なるべくわかりやすく紹介していきます。

種まきの時期

春まき:4月~5月頃

秋まき:9月~10月頃

春まきの場合、初夏(7月)~冬まで収穫を楽しむ事ができます。秋まきもでき、市販の苗から育てるのも手軽に始められるので

2-1. プランター栽培に必要なもの

  • プランター(鉢):深さ15㎝以上のもの
  • 鉢底石:水はけを良くするため
  • 野菜用培養土
  • 液体肥料(液肥)
  • パセリの種・苗

「種から育てる方がいいの?」それとも「苗から育てた方がいいの?」と思う方も多いはずです、パセリ栽培の特徴は発芽率が低い事です。そのため苗から育てたほうが失敗も少なくなると思います。しかし苗からの栽培でも注意する事があります。パセリは移植を嫌う野菜という事です。

ポットから苗を取り出す時には、根の部分を傷めない(根鉢を崩さない)ように取り出す必要があります。人差し指と中指で苗の株元を軽く挟むように持ち、ポットを逆さまにし押し出すように丁寧に取り出し植え付けましょう。

2-2. パセリの失敗しにくい種まき方法

手順①

用意したプランター(鉢)に底が見えなくなるように均一に鉢底石を敷き詰めます。

手順②

次にウォータースペースを残しつつ野菜用培養土を入れ表面を平らにします。

ウォータースペース

ウォータースペースとはプランター(鉢)の上部から2㎝~3㎝程度あけた空間の事です。水やりの際に、土と水が溢れ出ないようにするためです。準備したプランターや鉢の容量を確認し(プランター(鉢)によって記載有り)、適した量の野菜用培養土を準備しましょう。

手順③

株間を15㎝~20㎝程度あけて1か所に5粒~7粒程度の種を重ならないようにまき、薄く土をかけます。パセリの種は好光性種子(光が大好き種)なため1㎜~2㎜程度の土をかけるだけで十分です。

パセリの育て方、プランター栽培、種、肥料、増やし方

上手に発芽させるコツ パセリは発芽率が低いので種をまく前日に、コップやトレーなどに水を入れて種を一晩つけておくと発芽率が良くなります。

2-3. 【重要】水やりのコツ

種まき後に軽く土をかぶせたら土が乾かないようにたっぷりと「やさしい水やり」を行います。

やさしい水やりとは? やさしい水やりをするには、霧吹きスプレーでの水やりをおすすめします。野菜の種は小さく、パセリの種まきの特徴として好光性種子(光が大好きな種)なため、薄く土をかぶせる事が大事なので、やさしく水やりを行う事で種が流れないようにする為です。
種まき後から発芽するまでの間は、なるべく乾燥させたくないので「濡らした新聞紙」をプランター(鉢)に覆いかぶせ、新聞紙の上から水やりを行う事で乾燥しにくい環境を作ってあげましょう。
【種まき後から発芽までの手順】
  1. 種まき後霧吹きスプレーでたっぷりと水を与える
  2. 濡れた新聞紙をプランター(鉢)にかける
  3. 新聞紙の上から水やりを行う
  4. 発芽を確認したら新聞紙を取り除く
発芽後は新聞紙を取り除きジョウロの口(ハス)部分を上向きにしてシャワー状の水やりを行っても大丈夫です。ただしジョウロの水の出始めと、出終わりの「水のかたまり」のような勢いのあるやり方には注意して下さい。

2-4. 水やりの失敗パターン

①夏場の昼間に行う水やりは原則NGです。

真夏になると気温が高く、水道から出した水は冷たくても土の中ではお湯の様に温かくなってしまうから。そのため真夏の対策として

  • 日陰になるところへプランター(鉢)ごと移動させる。
  • すだれなどを使って日陰を作ってあげる。

②過保護になりすぎない事(私の失敗談)

私の家庭菜園1年目の失敗談でもあるのですが「水はあげればあげるほど良い!」と思い込んでおり、季節や時間など関係なくたくさんの水やりを行っていた結果・・・。

  • 土の表面に「コケ」ができ失敗。
  • 水のあげすぎによる「根腐れ」と思われる失敗。
そのため私の水やりの目安は、夏場は朝1回と夕方1回の水やりをたっぷり与え、春や秋は、朝1回だけにし、冬は気温に応じて1日~2日おきの水やりを行うようにしています。あくまで目安なので、春や秋などでも気温の高い日は1日2回にするなど、天気や気温によって調整しています。「ほどほどに」水やりを行ってください。




2-5. パセリの間引きのタイミング

間引きは2回を目安に行います。

パセリの育て方、プランター栽培、種、間引き

1回目の間引き

本葉が3枚~4枚の頃に、葉の先が縮れてきた時が1回目の間引きのタイミングとなります。葉が混みあっている部分を丁寧に引き抜くようにしましょう。

2回目の間引き

本葉が5枚~6枚の頃に間引きを行い、1本立てにします。

間引きのポイント 成長とともに株が大きくなり葉が増えてきますが、同時に根元に落ちている枯れ葉も取り除くようにします。そのままにしておくと風通しが悪くなりうどんこ病などの病気を発生させてしまう原因になります。

2-6. パセリの収穫

本葉が10枚以上に生長したら収穫適期となります。葉の先がよく縮れた外側の葉から収穫し下葉を10枚以上残しておくと、下株が再生してきます。逆に収穫しすぎると、株に元気がなくなり衰えていくので注意します。

パセリの育て方、プランター栽培、種、肥料、増やし方

収穫後は化成肥料を株の根元にまいておくと株が元気になり再生します。

長期間の収穫を楽しむには?内側の新芽はこれから大きく育つ部分なので収穫しない。摘みとる時は、外側からハサミなどを使ってできるだけ根元に近い部分から収穫するようにしましょう。また花芽部分は早めに摘み取ることで長期間の収穫が楽しめます。

3. パセリの肥料(追肥)や増やし方

プランター(鉢)で栽培していると、どうしても栄養分が少なくなってくるので、肥料を与える追肥(ついひ)を行います。

肥料には大きく分けて固形肥料と液体肥料の2種類があり、それぞれの特徴は、簡単に言ってしまえば

  • ゆっくり効き目が出る=固形肥料
  • 即効性の効き目が出る=液体肥料

3-1. 追肥のタイミングは?

【固形肥料(化成肥料)の場合】

①プランター(鉢)栽培では、2週間~3週間に1回のペースで固形肥料(化成肥料)を土に混ぜ込みます。

②2回目の間引き後

③収穫後

【液体肥料の場合】

7日~10日に1回のペースで、水やりを兼ねて液体肥料を与えます。

季節別の肥料の目安量 春~秋にかけては肥料を切らさないように注意し、目安として1週間に一度、液体肥料を与えます。逆に冬では肥料は与えなくてもいいくらいです。
草丈が大きくなりすぎると葉や茎はかたくなり、味が落ちてしまいます。そのため、追肥の量を控えめにする事で株の成長の勢いをおさえます。また、古い葉を摘んで若い芽を育てると新しい葉を収穫できます。

3-2. パセリの増やし方

パセリは種で増やします。初夏になると花芽を付けますが花芽を摘み取らずにしておくと、開花(とう立ち)し白い花が咲くのでそこから種を収穫します。風通しの良い場所でしっかりと乾燥させて、春か秋になったらその乾燥させた種をまいてあげればパセリを増やす事ができます。

とう立ちとは花が開花する事「とうが立つ」とも言い、とう立ちすると味が落ち、株も元気がなくなり弱りはじめます。

4. パセリの病害虫と予防・対策

パセリは香りが強いので比較的害虫は付きにくいとも言われていますが、特に虫が苦手な方に病害虫の予防・対策を紹介します。

病害虫の予防・対策

  • 風通しを良くする
  • 肥料をあげすぎない
  • 水のやりすぎに注意
  • 防虫ネットを利用する

4-1. キアゲハの幼虫

パセリの育て方、病害虫

黒と緑とオレンジの模様が入った派手な害虫で、主にパセリなどのセリ科の植物が大好物と言われています。結構大きいので見つけ次第取り除くようにします。

4-2. アブラムシ

主に葉の裏などに隠れていることが多く発生したら数の少ないうちに早めに「黄色粘着シート」を使って駆除します。

「虫を取り除く?!」「虫を駆除する?!」と言われても、虫に触る可能性のある事はちょっと(実は私も虫がかなり苦手です)っと言う方には防虫ネットを利用する事で、少しでも被害を少なくする事もできるかと・・・。

パセリは料理の名脇役ですが、βカロテンや、ビタミンK、ビタミンE、ビタミンC、鉄分、カリウムなどの栄養があり、お庭やベランダなどの隅でも育てる事ができる家庭菜園で初心者の方向けの野菜です。ぜひチャレンジしてみて下さい!

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