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大根(ダイコン)の育て方 種まきから収穫まで上手に栽培するコツ




家庭菜園で初めて大根(ダイコン)を栽培される方に品種の特徴から、種まき時期、間引き、追肥の与え方、害虫対策、収穫、保存方法を写真やイラストを使って、なるべくわかりやすく紹介していきます。

1. 大根(ダイコン)栽培の特徴

・科名:アブラナ科
・分類:根菜類
・生育期間:春・秋
・連作障害:有 2年~3年
品種が豊富で寒さに強く、暑さには弱い根菜類に分類され、葉も根も料理に使える健康野菜です。大根に含まれる主な栄養はカロテン・ビタミンC・E・カルシウム・鉄分・食物繊維などがあり、中でも消化を助ける働きがある「ジアスターゼ(アミラーゼ)」という酵素が含まれ、消化促進・胃炎などに効果があるとされています。

1-1. 大根を上手に育てるコツ

・種をまく前に、土の中の小石などを取り除き深くまで耕しましょう。
・種まきの際は株間を30㎝~45㎝あけて、一か所に5粒~6粒点まきしましょう。
種まきと元肥のイメージ図↓
大根(ダイコン)の育て方、土作り
水はけ、水持ちの良い乾燥しにくい場所で育てましょう。大根は深さ60㎝程度まで根を張るので、深くまでよく耕しておく事が大切です。種まきは、幅70㎝程度の畝(うね)を作り、中央に元肥を入れ、両側に種をまきます。

1-2. 種まき時期と収穫時期の目安

【種まき時期】※地域と品種によって異なります。

春まき:3月上旬~4月上旬頃

秋まき:9月上旬~11月上旬頃 ←おすすめ時期

【収穫】

春まき:4月下旬~5月頃

秋まき:11月~2月頃

一般的な大根栽培は「秋まき~冬どり」で、種をまく適期は9月~11月です。

品種によっては春まき、夏まきも可能ですが7月~8月の夏場は病害虫が多発するので、初心者の方にはおすすめできません。

春まきに合った品種の種を、秋にまいてもうまく育つとは限りません。それぞれの季節に合った品種の種をまく事が良い大根を収穫するための第一歩です。大根は寒さには強く、暑さには弱いので初心者の方には「秋まき」で育てるのがおすすめです。

春まきは「とう立ち」が遅い品種。秋まきは寒さに強い品種を選ぶようにしましょう。

1-3. 品種別の特徴

たくさんの品種がある大根(ダイコン)は地域によって「別名:スズシロ」とも呼ばれているそうです。地域にあった品種を育てる事が収穫までの近道と言えそうです。

1-4. 冬自慢

長さがそろって真っ白で肉質が軟らかくてジューシーな品種です。皮が薄くて「す」が入りにくいうえ、青首部分が青肉になりにくいのが特徴です。

1-5. 天宝

とう立ちが遅い総太り大根です。葉がコンパクトで密植栽培が可能、低温期の太りがよく「す」入りが遅いので家庭菜園におすすめの品種。

1-6. ころ愛

「す」が入るのは比較的遅く、食べきりサイズのミニ大根で育てやすいのが特徴です。

1-7. 関白

病気に強く、早まきが可能な秋どりに向いている品種で、高温期は多肥栽培に注意が必要。

1-8. 阿波新晩生

細長いタイプの大根で皮が薄く、風味と歯切れがよくたくあんなどの漬物向きの品種です。

2. 大根を育てよう!

2-1. 土作り

畑に地植えする場合は、目安として種をまく2週間前に、1㎡あたりに苦土石灰を約150gまいてから深くまでしっかりと耕します。その後、種をまく1週間前を目安に、1㎡あたりに、チッソ肥料100g、リンサン肥料100g、カリ肥料20gを混ぜ合わせるように耕しましょう。

プランター(コンテナ)や鉢などで、大根を栽培される場合には、市販の野菜用培養土がおすすめです。

2-2. 畝(うね)を作る

大根は土層の深い、やわらかく耕した土で栽培します。そのため畑の土はかたまりなどを良く砕き、小石や木の枝などの障害物を取り除き、深く耕すことが大切です。水はけの悪い場所では畝(うね)は高く作りますが、あまり高い畝だと、乾燥しやすくなり害虫の被害を受けやすくなるデメリットもあります。

通常、大根栽培は土寄せをしながら育てていくので平たい畝を作るようにしましょう。

大根(ダイコン)の育て方、土作り

土の中に石や枝などの障害物がある状態、または元肥の真上に種まきをすると、大根が成長する過程で又根(大根が変形)になってしまう事があります。

↓「家庭菜園あるある」ですね。

大根(ダイコン)の育て方、種まき

3. 種をまく

畝ができたら次は種まきです。浅めの種穴を作ります。ペットボトルの底を土の表面に押し当てできた穴に種を5粒~6粒程度まいて、軽く土を被せましょう。

適期なら3日~4日で芽が出てきます。

大根(ダイコン)の育て方、種まき

3-1. 水やり

発芽までは土を乾かさないようにしますが、発芽後は水やりの回数を減らして乾燥気味に育てるようにします。

ポイントは種をまく前に、事前に土を湿らした状態で種をまき、その後もう一度”やさしく”水やりを行いましょう。

3-2. 「水やり」の失敗談

家庭菜園などで大根に限らず、初めて野菜を栽培される方に多い失敗の一つが水やりです。初めての野菜作りでは私も失敗してしまいましたので、その経験談を紹介します。

私の野菜作り1年目の失敗は「水やりを過保護になりすぎた」事でした。種まき後から毎日たくさんの水を上げ続けたことによる「根腐れ」が原因だったと思われます。毎朝たっぷりと水を与えて、夜も同じようにたっぷりと与え、休みの日には、昼間にも、たっぷりと水やりを行っていました。

野菜作り1年目の私は「水は与えれば与えるほど良い」と思い込んでいて、結果、収穫までは程遠い状態で腐らせてしまっていたようです。

【私なりの大根栽培における水やりのポイントは2つ】
・種をまく前に、事前に土を湿らした状態で種をまき、その後もう一度”やさしく”水やりを行います。
・秋まきでは毎朝1回水やりを行い、気温の高い日は夕方に軽く1回水を与えています。11月にもなると、時々降る雨で十分ではないかと思いほとんど水やりをしていません。

こんな感じではありますが、毎年収穫でき、美味しく頂けているので満足しています。

「水やり3年」と言われるほど、水やり作業は奥が深いと言われているそうです。

3-3. 間引き&土寄せを行う

間引きした苗は、おひたしなどに利用して食べる事ができます。

大根(ダイコン)の育て方、間引き

1回目の間引きを行うタイミングは、葉が1枚~2枚頃の時期に1ヶ所に3~4株を残すようにしましょう。残す株の根を傷めないように、残す株の根元を抑えた状態で取り除く株を抜き取りましょう。

大根(ダイコン)の育て方、秋まき

2回目の間引きのタイミングは、葉が3枚~4枚頃の時期に間引きを行いましょう。

3回目の間引きのタイミングは、葉が5枚~6枚頃の時期に1ヶ所に1株になるようにしましょう。

間引きを行うたびに追肥を行い、根の部分が隠れるか隠れないか程度土寄せを行い、株が倒れないようにしましょう。

春まき栽培では病害虫の被害を受けやすいので、寒冷紗や不織布などで覆って害虫の飛来を防ぐようにした方がよく。また、大根は「センチュウ」の被害が出る事がありますが、その防除法として「キク科のマリーゴールド」または、「キク科のレタス」を混植すると効果的と言われています。

3-4. 追肥のタイミング

間引きを行うときに、同時に「追肥」と「土寄せ」をすることがおすすめです。化成肥料を1株に対して3g程度ばら撒きます。

その際に肥料の混ざった土を株元に「土寄せ」しましょう。

4. 収穫のタイミング

中心部の葉が広がって、外側の葉が垂れてきたら収穫適期となります。

大根(ダイコン)の育て方、秋まき

根の上部を手で持って、真っ直ぐ上に引き抜くイメージで収穫します。

4-1. 収穫適期を逃すとどうなるの?

少しでも大きな大根にしようと収穫が遅れたり、熟しすぎると「す」がはいってしまいます。葉で作られた養分は根に移行し貯められますが、収穫が遅れると、その能力が落ちて老化し結果、「す」が入ると考えられているそうです。

5. 大根を畑で保存する?!

一度にたくさんの大根を収穫しても食べられないし、保存しておく場所がない!という方のために、おすすめの保存方法を紹介します。

5-1. 収穫せずに保存する方法

霜が降り、葉が枯れだす頃になっても収穫せずにいると、土から出ている部分が凍るなど傷んでしまいます。そのため冬の間も畑で保存させておく方法が、大根が全て土の中に埋まるように土寄せをする(葉の部分は土に埋めない)。

畑の土の中は適度な温度と湿度が保たれるので、春先まで保存する事が可能です。

5-2. 収穫した大根の保存方法

収穫適期の大根を畑にそのままにしておくと「す」が入り、霜で凍ってしまう事もあります。そこで、「畑に穴を掘って大根を埋めておくだけで長期保存が可能」という保存方法です。

一度畑にできた大根を全部掘り出してしまい、畑の隅にでも深さ60cm~80cm程度の穴を掘り、その穴の中に収穫した大根を並べて土を30cm程度かぶせます。穴の中に埋めた大根の近くに、空気抜き用にビニール管などを差し込んでおくと、長く保存する事ができます。

大根を穴に埋める前に葉の部分を切り落としてしまいましょう。葉を付けたまま保存しておくと葉に養分をとられてしまい、根の部分の水分が失われてしまいます。

6. プランター(コンテナ)での栽培は?

小さく育つ品種を選ぶ事で栽培可能です。

プランター(コンテナ)を使用する場合は「ミニダイコン」や「葉大根」、「ラディッシュ」などの小さな品種であれば育てる事ができます。

深さ30cm以上のプランターに野菜用培養土を入れて中央部分に種をまく為の、浅めの溝を作り3cm程度の間隔で種をまき土をかぶせます。畑での栽培同様に、間引きと土寄せ、追肥を繰り返して育てましょう。

プランター栽培の注意点は肥料切れと乾燥に気をつけて育てましょう。

ラディッシュの育て方!家庭菜園初心者におすすめプランター栽培




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